「第30回技能グランプリ」が3月1日~4日、神戸国際展示場を中心会場に開催され、建具職種の競技選手13人が日頃磨き上げた熟練の技能を競い合いました。技能グランプリは隔年で自由課題が出題されます。今回与えられた時間内で精度の高い課題を完成させなければならず難易度が高かったのですが、各選手とも健闘し組子を取り入れた素晴らしい作品を完成させ審査も慎重となり時間を要しました。また各選手の作業風景や作品の仕上がりに注目し競技スペースに人だかりができました。審査の結果、金賞には愛知県の川口博敬氏が輝き、銀賞に茨城県の綿引康之氏、長野県の大槻稔氏、北海道の木下保氏の3人が入賞。銅賞には神奈川県の大井真氏、敢闘賞には福井県の市橋佑一氏が入賞しました。選手及び審査の皆様おつかれさまでした。

第30回技能グランプリ・建具職種の出場選手・審査会の皆さんで記念撮影

金賞を受賞した川口博敬氏(愛知県・川口木工所)

今回自由課題として精密な組子製作も行い難易度が高かったが各選手は健闘した