1月17日、㈱番匠(田子和則代表取締役・宮大工棟梁)が施工した
宗教法人正覚山・正信寺の数寄屋建築見学会が茨城県竜ケ崎市で実施され、
東京建具協同組合・技能士部会のご協力により全国建具本部も同行しました。
伝統建築の代表格と言える数寄屋。今回の工事では150坪の庫裏を新築。
樹齢270年から300年前後の国産材(吉野杉、地松、赤檜など)を選定し
納材までに2年に上る入念な乾燥と天井板桟加工やうづくり加工等を始めとする
職人達の腕が施され、令和3年春から3年にのぼる工期をかけて製作されました。
庫裏内の応接室、居間、書斎、茶室など各部屋を巡り、
一室ごとに田子氏からの説明を傾聴しながら技能士会メンバー各氏も
精度の高い内部の技巧を凝らした仕事の数々に見入っていました。
田子和則氏と東京建具稲村事務局長が見学を前に説明
吉野赤杉材の台輪付戸袋
寝室に立ち説明する田子氏
書斎。コンセントカバーは倹飩式扉による収納式に
猫間障子や書院障子が配された応接室
庫裏の後に正信寺の寺内を見学した技能士部会メンバー