令和7年理事長年頭所感

理事長 佐田 時信
?ハテナで考える新年を!
令和7年、新年あけましておめでとうございます。
あらためてすがすがしい年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。日頃より全国建具会員関係各位の皆様には、大変お世話になり感謝申し上げます。
昨年は浅草において、我々の大きな事業にもなります全国建具フェアも皆様のご努力により、華やかに開催させて頂く事が出来ました。又100点を超す作品展示もでき、誠にありがとうございます。出展にご協力いただきました各社様、メーカー様、全国建具会員の皆様、そして設営において関東ブロック会、東京建具会員の皆様に深く感謝申し上げます。
さて、大きな社会変化の中に我々、建具組合も会員の減少問題も有り組合の運営も厳しい局面を迎えています。その中に後継者の問題、仕事の減少も大きく影響しているものと考えます。今年は特に建具に限らず近い業種で家具の会社様も広くお声がけし、会員の拡大を図っていきたいと考えています。
現在、全国の県の代表者様にも今後の全国建具のあり方としてお問いかけをさせて頂いております。各県のご事情もおありと思います。丁寧にお伺いを立てさせて頂きその後、時間をかけて議論した上で、今後の有り方の方向が決まればと思っています。2050年・25年先ですが、日本の人口は2700万人減ると言われています。これは、東京23区1400万人と九州全県1300万人が完全に消える計算です。経済大国と言われた日本は、どんどん下がっていきます。大量生産・大量消費から価値の追求・個になっていくと思います。
?ハテナで考えるとこれからの日本は、イタリアのようになれるか?どうかだと思います。少子化のニュースを聞かないイタリアは、6000万人の国で日本の半分以下ですが、イタリアが提案してヨーロッパや、世界は動かないと思いますが、拒否的な決定権は持つ事が出来ます。
『理想の職人環境が生み出す世界トップクラスのイタリアモノづくり」で伝統工芸・ファッション・家具・そして代表的な車(フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ)など世界に多くのマニファクチャリングを持ち成功しています。特に、先日発表のフェラーリF-80は、5億8千万円で世界は安いと驚いたと言われています。考えてみると、大谷翔平選手も一人親方・個人事業主と言えます。今年巳年は新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年とも解釈されています。皮を脱ぎ捨て新たな姿の象徴、仕事に自信を持ち今年も日本人として誇りと夢を持ち会員皆様とともに知恵を出し合い、明るい一年にしていきましょう。
本年が皆様にとりまして素晴らしい一年になりますように心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
(令和7年1月吉日)
理事長 佐田 時信