理事長所信
平素は全国建具組合連合会青年部の活動に格別のご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、全国建具組合連合会は長らく取り組んできました法人化につきまして、平成28年4月をもちまして法人格を取得し、「一般社団法人全国建具組合連合会」として新たなる第一歩を踏み出しました。
それに伴いまして、下部組織である我々青年部も「一般社団法人全国建具組合連合会青年部」となりました事をご報告申し上げます。
私がこの青年部の会長職を務めさせて頂き、まさに「光陰矢の如し」という言葉通り、早や1年が経過致しました。去年、青年部創立40周年を迎え、そして今年この法人化となりスタートするという節目の年に理事長を務めさせて頂くにあたり、大変光栄であるとともに、身の引き締まる思いであります。
依然として建具業界を取り巻く環境は厳しい状況に変わりはありません。
とりわけこの青年部にとっては、未来の建具屋の姿、若手の職人不足、建築や住宅の変化といったこれから先の不安はそう簡単に払拭できるものではありません。
かつて、であれば「アンテナを高く」「世の中の動きに敏感に」とはよく言われたものでした。もちろんこの「情報収集」という行動は基本的なことですが大事なことでもあります。
しかし今、ツイッターやFacebookといったSNSが全盛を迎え、さらに一歩踏み出せる事ができます。いわゆる「情報発信」が出来るという事です。
私はこの情報発信には大きなメリットが2つあると考えています。1つ目は、自らが情報を投げかける事によって周囲からの意見や反応がわかる事、これはひとつのマーケティングの手法に成り得ます。2つ目に、情報を投げ続ける事によって周囲にその道のプロだと認知させる事、これはブランディングと成り得ます。これらを活用する事は我々の未来を切り開く武器となるでしょう。
私は去年、会長に就任させて頂いた際にあるスローガンを掲げました。そして今年度も同じスローガンを掲げます。
「温故知新」
去年1年間、多くの諸先輩方から「故きを温ねて」きました。今年度は「新しきを知る」事に重きを置きたいと思います。私の理事長の任期も残り1年ですが、この情報発信という武器をもとに青年部の新たな道を開拓できるよう、全力で努めてまいりたいと思います。
引き続き皆様の変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 |