第32回 中央研修会(大阪) 報告
組合名  
日時 平成24年10月19日、20日、21日
場所  
参加人数 72名
活動内容

 全国建具組合連合会青年部(河島隆志会長)の第32回青年部中央研修会が10月19日~21日の3日間、新大阪で開催され全国から72名の青年部員が参加した。
 近年では1泊2日が通例であったが、より身の入った研修にするため、2泊3日の日程で行った。

 今回は技術系講座「かんなの真髄」と題して近畿地方では刃物で有名な三木市で全国的にも活躍されている『株式会社 常三郎』の魚住徹専務、法律系講座「建具業に必要な法律知識」と題して士業の方々のセミナーの講師なども手がけながら勿論弁護士としてもご活躍されている『村田・岡崎法律事務所』の岡崎隆彦弁護士、そして「商売繁盛塾」と題して『加納 光OFFICE』の加納光代表の各々の方に講師をお願いし、研修を行った。

 1日目の技術系講座では普段では目に出来ないカンナの刃に使用する地金の選別と鍛造など製造過程をプロジェクターで見る事が出来、カンナの台の良し悪しなどの説明も耳よりの話があり講義終了後の質問や、商品の見学など殺到して時間が足りない程であった。
 続いて法律系講座では債権回収(契約の基礎知識)・下請け保護法・瑕疵担保期間とPL法などの建具を製造販売していく上で欠かせない知識を習得した。

 2日目と3日目の商売繁盛塾ではまず半日の講義で基礎知識を伝授していただき、午後から大阪市北区梅田近辺の百貨店で儲かっているお店とそうでないお店の比較をしてどうすれば儲かるのかを、各グループに分かれて郊外学習をした。

 2日目の夕方には研修会場に戻り、まとめと残りの講義を受けた。更に2日目の懇親会の場でも気の許す事なく、加納講師に各テーブルに廻っていただき参加者の問題点などを講師に直接質問してその場で解決したり、討論したり有意義な懇親会であった。

 3日目は2日目に習得した事を基に、今後どのように行動すればいいのか目標を3つずつ各自発表した。

 参加者からは1分1秒足りとも眠ってしまうことのない、目から鱗の研修であったと好評を頂いた。

 しかしながら受講したことを実践しないと意味がないのは言うまでもないが、今後の建具業界を担って行くであろう青年部のメンバーに、1つでも多くの事を自分の事業に当てはめて自分の物にして欲しい。
 そして差別化を図り何時までも業界のトップを走り続けて頂きたいと、近畿ブロックメンバー全員が願っている。

報告記入者 川口 幸宏

  



第31回 中央研修会(福岡) 報告
組合名  
日時 平成23年10月29日、30日
場所  
参加人数 60名
活動内容

第31回中央研修会が全国建具組合連合会青年部主催で10月29日と30日に福岡県北九州市にて開催され全国60名の青年部会員が集まった。

 今回の研修会は、次世代端末であるipadを使った講習会や新作金物の展示会、システムを使用した原価計算・見積り研修などを行った。

 一日目のipad講習会では、タブレット端末であるipadに建具の写真や金物のカタログなどをダウンロードし、現場での打合せに使用する例や、現場での見積もり具体例の提案を可能にするなど、基本的な機能。
 また、今後も開発されるアプリによって活用方法が様々考えられることを実感。
参加者からは、カタログを何冊も持ち歩くより簡単にデータを管理でき軽量であること、画面が大きく操作が簡単であることから、これからの使用を検討する声も聞かれた。

 新作金物の展示会では、金物メーカー「スガツネ」「ベスト」2社が参加。 担当者による新作の説明はもちろん、現行品の質問・要望などを聞く時間が設けられた。
 参加者からは、現行品の現場加工の困難な金物に対しての改良の要望など貴重な現場からの声をメーカーに直接届けることができ、メーカーにとっても金物を使用する我々にも有意義な展示会となった。

 二日目の原価計算・見積り研修では、大分県建具組合 板井氏とシステムエンジニアの神田氏に講師となっていただき、長年の経験から開発された原価計算システムを用いて説明が行われた。
 この原価計算システムには、市販の見積もりソフトにはない建具ならではの費目などが設定されており、より原価を計算しやすくなっていた。
 参加者からは、普段経験から設定してしまいがちな見積書だが、実際にかかっている費用や本当にその見積額が妥当なのかを今一度考えることができたので、是非これからは原価計算という観点もしっかり考えて見積もりを行いたいとの声も聞かれた。

 最後に、来年の全国大会に向けて福岡県の角部長が「来年は福岡中洲で呑みましょう」と、PRし研修会を終えた。

報告記入者  

  



第30回 中央研修会(東京) 報告
組合名  
日時 平成22年10月30日
場所 TOSTEMショールーム東京
参加人数  
活動内容

 今回の中央研修会については、以下のポイントについて考慮し、組み立てを行った。

1) 現在の住宅業界の主流・はやりなどを知りたい。
2) 大企業の戦略を学びたい。
3) 単発ではなく、継続的な取組みを展開したい。
4) 410(よい戸の日)につながるものを考えたい。

 以上のことから、トステムのショールームをお借りして、実際に直接見ることで刺激を受けて学びとり、通常の講演会方式ではなく、自分たちで考え、今後の展開を自分たちで生み出していく形式をとった。

13:00〜14:30 第1部/ショールーム見学/各自にて
14:45〜16:55 第2部/研修会/各グループ5〜8名で10グループ

 第2部は、「どうする?建具業界」というテーマにて、以下の目的を提示して行った。

<研修の目的>
1)まず自分自身で考えよう!
2)他の人の話を聞こう!
3)共に新しいものを生み出そう!

 進行については、今回「マンダラート」の手法を使い、個々に問題点の書き出しを行い、それをグループで共有し、島分け(分類)し、発表を行った。まず「演習テーマ①/トステムショールームを見学して」というところから入り、ショールームを見学しての感想を共有した。その後、「演習テーマ②/よい戸の日をアピール」というテーマにて、今後の取組みを自分たちのレベルで検討し、発表を行った。

 約2時間の研修ではあったが、参加者ひとりひとりが考え、それをグループで共有・検討して発表まで至ることができたのは今後につながると思われる。あとは、それをいかに具現化していくことができるかによって、継続的な取組みとなるのではないだろうか?

報告記入者 開陽丸武明