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8.他の青年部
異業種青年部
東京電業協同組合青年部
今、我々の日常生活から電気が無くなったら「生きていけない」といっても過言ではないでしょう。この大切な電気の使われている処には、必ず電線が有りその種類は、発電所から建物内部までの電力用、電話信号などの通信用、電気機器のコイル巻線用、自動車、航空機、船舶の特殊電線等でその末端には必ず配電盤や照明器具、その他の電気器具があります。このような電線、電気機器を、メーカーから需要家へ繋ぐ販売業者を中心に結成したのが当組合です。ところが、ここ数年電線メーカーの設備過剰から業界は不況業種となり、産構法による構造改善を実施し、漸く落ち着きを取り戻しつつある時にアジアNIESの低価格品流入が始まってきた。
 このような状況下から業界の危機感を抱いた等青年部は、「未来に挑む仲間達 21世紀に必要とされる流通とは」をスローガンに勉強会を続け、その取りまとめとして昨年14日間に亘る STADY IN USA を実施しましたが、今後とも海外における流通業の有り方を勉強して参りたいと考えています

東京都管工事業工業協同組合青年部連絡協議会
私立ちの業種は、管工事業といって文字通り「管」に関係する施工業者の団体である。管工事といってもその範囲は広く、給水、排水、空調、衛生、冷暖房などいわゆる「水」に関する工事である。
戦後、当業界は欧米の居住空間に対する思想に多大な影響を受け、特に飛躍的な発展を遂げた。戦前は流末工務店と称し、「水道屋さん」であった。
現在は、「設備業」と表現したほうが適切で、六本木にある「アークヒルズ」の様なインテリジェントビルといかなくても、大方のビル或いは、一般住宅でも給排水、空調衛生、冷暖房には建築費の半分以上を整備、拡充が業界発展の一方の要因とも思われる。
東京オリンピックを機に業者の乱立が顕著となり、過当競争の様相を呈している。
特に、企業規模からみると過少過多という現状にあり、他業界同様の後継者問題も含め業界には大きな課題といえる。
「水」という生活に欠かすことのできない物質を取り扱っている社会的責任と使命感は、私達の基本理念と認識している。
(東京都中小企業団体青年部協議会ニュース 89−6より転載)

全日本特殊アスファルト工事業協同組合青年部
――― 業界の発展と新たなる時代のために。 ―――
私共全日本特殊アスファルト工事業協同組合青年部は、設立後やっと一周年を迎えようとしております。
防水工事業の業界そのものがそれほど長い歴史のある業界ではありません。
各企業とも創始者が60〜70才で現在も業界の重鎮とされております。
しかし、時の流れと共に、一方では二代目へと世代交代し、最近では二代目として若い代表者の方々も台頭し始めております。
世間ではこれを俗に「親の七光り」等と呼んでおりますが、初代の築いた実績を双肩に背負って立つ二代目のプレッシャーは相当なものであります。

良くやって当たり前、失敗すれば「やっぱり、まだ若いから」と酷評されるのが常なのですから。
しかし、時の流れは休む事なく確実に進歩し、否応無に次代へと受け継がれて行く事も否定できません。
その様な現実の中で私共青年部は、目の前に迫った正に我々の次代をどの様に対応して行けば良いのでしょう。
これから立ち向かわなければならない問題は山積みしています。
その一つに例えば工事の省力化が挙げられますが、現代の建設機器の発展は非常に目覚しく、建設の省力化に大きく貢献しています。
 しかしながら、我が防水業界は未だにその殆どを人力に頼らざるを得ず、例えば在来アスファルト防水層を剥がす場合の道具はケレン棒一本で少しづつ剥がすことが殆どで特に
真夏の屋上の表面温度はともすると足の裏が火ぶくれする程の環境下で人力に頼らざるを得ないという甚だ劣悪な業種なのであります。
当然の事ながらきれいな仕事とは言えず、若い技能工が中々育たない原因の一つになっています。
又、私共業種のイメージは「ブルーカラー」でありますが「防水屋」のイメージが強く、それも若い人達が敬遠する原因ともなっております。
次の業界全体の将来を展望しますと、今後の建築物は特に従来層を必要としない物件が多くなる可能性が大きく、その対策も今後の大きな課題であります。

この様な諸問題を抱え、私共青年部は今までの既成概念に捕らわれる事なく、自由奔放な意見を出し合う「ブレーンストーミング」を合言葉とし、先輩諸氏から学びつつ、青年だからこそ許される奇想天外な発想を戦わせ、ともすれば一企業単位で終結しがちな人間関係を企業全体に広げ、大きな力にすべく努力して行きたいと考えています。

但し、当青年部としては既存組合にありがちな堅苦しい形式は極力避け、各個が「俺、お前」と呼び合えるような肩のこらないグループ作りを最大の目標とし、我々の時代に向けての土台作りに一同邁進する所存です。
異業種青年部においても懇親会中心の部会運営から脱皮できない青年部や親組合との話し合いの場がなく、いつまでも認められない青年部も多数あるようであるが、企業経営者の育成のみならず、次代を担う指導者を養成するために、広く他業界、他組合との交流、研鑚を積むことを目的として積極的活動を行っている。
今日のように社会経済が構造変化を遂げつつある時、先端技術の取り込みであり、経済のソフト化への対応である、コンピューター研修における市販ソフトの説明会やワープロの講習会等の実施。

又、中小企業の経営上の大きな課題となっている労務に関する情報交換、たとえば、賃金ベースや賃上げ率、新入社員の初任給、年間稼働時間時短への取組み等のアンケート調査の実施、又は、自己研鑚に資する研修会講演会等参加する部員にとって、他では、得がたいものであるという青年部活動を推進している。
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