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4. 議事録の作り方
1) 議事録作成人(正書記)
1.体調を整えておくこと。
2.副書記と打ち合わせをしておくこと。
3.議事法テキストまたは、動議リストに目をとおしておくこと。
4.前回議事録を通読しておくこと。
5.議事日程および会議資料を通読しておくこと。
6.録音テープに頼らずメモをとること。
7.会議出席者の席と名前を書いた図面。(ところどころ名前を入れただけでも、役に立つ)
8. 発言中の不明なところは、すぐに発言者に対して、その箇所または、発言要旨の教示をこうこと。(副書記に行動してもらうとよい)

2) 作成通数
最低2通は必要であろう。

3) 作成期限
一週間以内に作成するようにする。

4) 作成の要領
1. 1. 簡潔を旨とすること。
2. 2. 決して録音テープに頼らないこと。要求されているのは、「議事録」であって、「速記録」ではない。会議の経過と結果の要領を記録すれば足りるのである。
3. とはいえ、1回だけの発言の機会しかなかった人については、できるだけ、議事録の記載にとどめるよう、配慮したい。
4. 記録をとるに際して、議案によっては、資料に直接書きこむほうがよい場合もある。
5. 議事日程と資料を参照しながら、記録を読み返し、次の諸事項目につき、必要な改定加除をすること。
(諸事項目は次のページに示す)

(1) 議題の通し番号
(2) 資料番号
(3) 資料の改定箇所
(4) 提案説明の小見出し
(5) 補足説明の小見出し
(6) 特別意見・質疑応答・討論の小見出し
(7) 発言者の役職の表示の整理
(8) 字句の修正・補完
(9) 重複発言の取捨(発言機会が一回だけの人については、配慮する。)
(10 )議長の発言は、収録しない方針を貫くこと。
(11 )文章の要約に際しては、発言の趣旨を損なわない。
(12 )必要な場合は、文章を補うこと。
(13 )不穏当な発言や不適当な表現と思われるものについては、念のため発言者に紹介すること。
(14)「質問」と「意見」を区別すること。
(15)可能なかぎり「質疑応答」と「議論」に整理して、配列しなおすこと。
(16)提出された動議については、何の動議か、小見出しを加えること。
(17)カッコや補助記号を整合させること。
6. 再度読み直しながら、大胆な削除を加えること。
7. 丁寧に清書すること
8. 用紙は、字数を数えやすくするためマス目の原稿用紙を使用するとよい。

5) 作成上の注意
1. 会議の名称は略記せず、正式に記載する。
2. 日時・場所・出席者を記載
(1)出席者名は、役職ごとに姓のみで可。
(2)会議構成員とオブザーバーは分けて書くこと。
(3)欠席者名は書かなくてよい。
3. 開会宣言者と時刻を表示する。
4. 議長就任を明記する。(選出方法または就任根拠規定を示すこと。)
5. 議事録作成人(署名人……誰が誰を)
6. 前回議事録の承認。(方法と結果)
7. 資料の確認。
(1)担当者を明記すること。
(2)資料の訂正箇所は、議題ごとに掲げる。
(3)資料は当日配布資料を含め、議事日程の順に従い、通し番号を付けて列記する。
8. 議題の確認
(1)担当者を記載すること
(2)議題の訂正をしたときは、改正後の議題を掲げれば足りる。
新議題を採択した時は、議題を掲げ、提出者と採決した旨記載すること。
9. 新議題を採択した時は、議題を掲げ、提出者と採決した旨記載すること。
10. 議事日程の変更は、変更後に日程を掲げれば足りる。
11. 会長(部長)や議長の挨拶は、特に必要な部分のみでよい。
12. 審議事項
(1) 議題を全文掲げること
(2) 資料及び訂正箇所の表示
(3) 提案説明者の表示。説明内容は資料に提案趣旨が記載されている時は、省略すること。
(4) 補足説明についても同様
(5) 発言後の役職は、初回時のみ表示すれば足りる。
(6) 「質疑応答」と「討論」に大別すること。
(7) 外部講師の意見については、別項扱いすること。
(8) 議事録上の配列は、議案説明・意見・質疑応答・討論・採決の順にすること。
(9) 「動議の提出」はその旨小見出しを使うとわかりやすい。
(10)セコンドの有無を明記する。(セコンド者名は不要)
(11)議長職権により議事進行については、特に必要なもののみ記載すれば足りる。
(12)採決は、何について、どのような方法でしたか、明記する。
(13)賛成、反対、白票数を明記する。
(14)案件によっては、可決された原案または、修正動議の要旨を摘記すること。

参考例)
    議長は、議案を整理して議場に入り、挙手によって採決の結果、
    賛成×、反対×、白票×で、次の通り承認可決した。
    a)原案通り承認   b)一部修正し承認
13. 報告事項は採決を要しない。提案者と協議の概要を摘記すれば足りる。
14. 報告事項、講評、所見等についても、簡潔にまとめる。
15. 閉会宣言者と、閉会時刻を明記する。
16. 最後に、日付と会議の名称を表示して、関係者署名捺印のこと。
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