公共工事における評価等に関して、建設キャリアアップシステムの活用が今秋本格化してきました。
 (一財)建設業振興基金の10月に公開された「建設キャリアアップシステム通信」によると令和元年9月13日に開催された国土交通省の中央建設業審議会において建設キャリアアップシステムを活用した技能者能力評価が、公共事業の入札に参加しようとする建設業者に対する経営に関する客観的事項についての審査を行う「経営事項審査」の審査基準に導入されることが決定しました。
 建設キャリアアップシステムに蓄積される技能者の就業履歴等データを活用して。技能者の能力がレベル1~4の4段階にレベル判定されますが、技術力において優れた技能を有する技能者を雇用する事業者が高く評価されることになります。これは建設キャリアアップシステムの2年度事業となる、令和2年4月より施行を予定しています。

 また山梨県はじめ地方公共団体での建設キャリアアップシステムの取り組みとして、山梨県では、技能者能力評価に関する意義を踏まえ、全国に先駆け工事発注において本システムの活用に取り組んでいる事業者を評価することに決めた、と記されています。
 具体的には令和元年10月1日以降に公告する、総合評価落札方式による土木一式工事(県土整備部で施行)を対象として、入札参加する事業者が本システムに登録済みで、かつその事業者が雇用する建設技能者が登録済みである場合に、評価点2を加点するとのことです。なお建設技能者を雇用していない事業者については、事業者登録のみでも評価点2を加点されるとのことです。
 福岡県は今年度から建設工事の競争入札参加資格審査項目における働き方改革に推進に係る評価項目の中で、建設キャリアアップシステムへの事業者登録を選択項目の一つとして位置づけています。
 あわせて長野県ほかでも加点評価に向けた検討が始まっているとの報道があります。
 各県が建設キャリアップシステムを活用して技能者の能力評価が進みつつあります。
 全国建具組合連合会の木製建具施工士認定制度は、この建設キャリアアップシステムと連動して技能者のレベルアップと技能能力評価に結び付く、申請時に書類で記入できる取得資格となっています。
全国各地で木製建具施工士試験を行い、認定者の増加を目指しています。木製建具施工士試験をぜひご活用ください。